***培養士コラム***
第1回目はタイムラプスインキュベーターについて紹介します★
体外受精後の胚を培養するのに使用するのがこのインキュベーターと呼ばれる機械です。
この機械のなかでは温度・酸素濃度・二酸化炭素濃度が一定に保たれ、胚に適した環境が作られています。
さらに、現在は自動で継時的な撮影を行うタイムラプス機能のついたインキュベーターになっています。
この「継時的な撮影」のメリットとしては、胚のことこまかな動きを見ることが可能になり、良好胚を選択できるようになりました。
また、以前は観察のたびにインキュベーターから取り出して顕微鏡で観察を行っていたので、外気に触れて胚へストレスを与えていました。
しかし、現在ではインキュベーター内部にカメラがあるので機械から出す必要はありません。
培養士目線でも非常に安心して培養が行えるようになっています。
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以上、今回はタイムラプスインキュベーターについてご紹介させていただきました!
次回もまた後日更新しますのでぜひチェックされて下さい★