自分が人生で大切にすべきことを見つめ直すことができました。

(男性)私にとって不妊治療は、念のために始めたものでしたが、自分の人生に向き合う機会となりました。

私は治療を重ね、心身ともに疲労する妻に、掛ける言葉がないときの不甲斐なさや、100%成功すると言えない治療をいつまで続けるのかという不安や葛藤から、一番大切にするべきであった人生のパートナーである妻の気持ちを理解することから逃げ、すれ違うこともありました。

しかし、妻の優しさや強さ、前向きに支えられ、温かく見守ってくれる親族や友人に恵まれ、治療を続けることができ、子供を授けていただきました。

そのため、妻と子供がいる今の生活は、決して当たり前ではないことを強く感じており、少しでも周りの方に感謝や恩返しをしたいと思っています。

不妊治療については、出産ができない男性にとって、女性の気持ちを十分理解することは難しいことだと思いますし、男性なりの辛さもあると思います。

しかし、自分が人生で大切にすべきことを見つめ直すことができました。

現在、治療を受けておられる皆様方に良い知らせが届くことを心からお祈り申し上げます。

上部へスクロール