自己注射ご説明動画 視聴ページ
自己注射をされる方へ
本ページでは自己注射の手順についてご説明します。
以下の注意事項や説明動画をご確認ください。(本ページの一番下にこちらのページと同じ内容をまとめたPDFもございます。)
自己注射の注意事項
- 処置室でお渡しする注射の種類、単位数はクリニック内で確認してください。
- トラブルが起きた時に対応ができるように、注射実施は必ず午前中に行って下さい。
- 注射は冷所保存がほとんどです。保冷バックに保冷剤を入れて持参してください。
- 冷所保存の必要な薬剤は帰宅後すぐに冷蔵庫に保管してください。
- 注射後、赤く腫れたり痒みが出ることがありますが、注射部位の反応ですのでご心配いりません。
自己注射の種類
ゴナールF(卵胞刺激ホルモン)
卵胞の発育を促します。
HMG(ヒト下垂体性腺刺激ホルモン)
卵胞の発育と成熟を促します。
セトロタイド
排卵を抑制します。
注射前の準備から実施まで
注射前の準備
- 手を洗う。
- 使用する約30分前に常温へ戻しておく。
- 院内処方箋を見ながら、使用する注射薬を確認する。
注射に使用する容器の名称
バイアルとアンプルの2種類の容器があり、どちらも注射剤を封入するガラス容器ですが、構造や使い方が異なります。
バイアルは、ゴム栓で密閉された広口の容器で、複数回針を刺して薬液を採取できます。
アンプルは、完全に密閉された小ガラス管で、開封時にガラス片が混入する可能性があるため、1回限りの使用です。

薬剤準備の説明動画
ゴナールF(卵胞刺激ホルモン)皮下注射
HMG(ヒト下垂体性腺刺激ホルモン)注射
セトロタイド注射
準備の際に注意するポイント
- Point.01 バイアルに注射針を刺す位置と角度
バイアルのゴム栓には隙間があります。この隙間を通るように注射針を穿刺します。


- Point.02 アンプルカットのコツ
アンプルカット時には指を傷つけないように十分注意が必要です。
アンプルカットのコツは、アンプルを保持する位置をポイントマークの少し上、利き手の親指を添える部分が離れないようにし、力を入れて一気に折ります。失敗しやすいのは、恐る恐るゆっくりと折ったり、ポイントマークから離れた部分を持ったりすることです。
ガラスの飛散防止に、折る前にカット部分をアルコール綿で包むのもおすすめです。

注射の実施
不妊治療の自己注射は、通常、下腹部の皮下に注射します。特に、へそから恥骨の間あたりの皮下脂肪が厚い部分が推奨されます。注射部位は毎回少しずつ変えることが望ましいです。また、太ももなども注射部位として使用できますが、下腹部の方が皮下脂肪が多く、痛みも軽減される可能性があります。

- 詳しくは動画「注射の実施方法」をご覧ください。
- 【保険で採卵を行う方へ】 アルコール綿と絆創膏は注射開始時にお渡しします。 ※追加でのお渡しはできません 絆創膏は貼らなくても構いません。
注射の返却方法
写真のように、注射指示書(院内処方箋)にセロテープなどでしっかり固定してください。
また、予備注射器は採卵日に回収します。大切に保管してください。

動画ご視聴後、チェックリストご記入・ご提出のお願い
ご視聴いただきありがとうございました。
動画ご視聴後は、自己注射チェックリストの記入をお願いします。自己注射チェックリストは注射取りの際に、同意書類と一緒に提出してください。
- 個別指導を希望される方は、注射取りの前日までに指導予約をお取りください。
- ご自宅での針刺し事故やアンプルなどの破損によるけがは、全て自己責任となります。自己注射を始める前に、注射に集中できるよう周りの環境を整えて行いましょう。
- 本ページの内容をまとめたPDFはこちらからダウンロードいただけます。