タイミング治療

タイミング治療とは

一般不妊治療で、排卵を予測して夫婦生活をとってもらう方法のことです。 当クリニックでは、充分に卵胞(卵を包み込んだ胞)が成熟したのを超音波検査等で確認した後、 HCGの注射を行って確実に排卵を促し、夫婦生活をとってもらう、という方法を行っています。

一般不妊治療計画の作成

ご夫婦でご来院いただき、治療計画作成を行います。
当該患者及びパートナーに文書を用いて説明の上交付し、ご夫婦からの同意をいただきます。
治療計画は3ヵ月に1回見直しを行わせていただきます。
治療が奏功しない場合には計画の見直しを行い、必要に応じて生殖医療の検討・提案をさせていただきます。

タイミング治療受診日の目安

卵胞は2日で3mmくらいのペースで直径が大きくなっていきますが、あくまでも目安で個人差があります。
※1周期につき、約4回の受診が必要です。

<月経開始10日目頃>卵胞の大きさチェック

超音波で卵胞の大きさを確認します。 必要時には卵胞刺激ホルモン製剤を皮下注射します。2回目の受診日をお伝えします。

<排卵期頃>排卵日の予測

超音波で卵胞の大きさを確認します。 卵胞が十分な大きさ(約20mm)に発育し、排卵が間近な事が確認できたら、HCG(排卵を促す注射)を筋肉注射します。 また、採血をしてエストロゲン(卵胞ホルモン)を測定します。 その日からタイミングをとって下さい。

<黄体期(排卵日から約1週間後)>子宮内と卵巣の状態のチェック

この時期は、受精していればちょうど着床の時期にあたります。 超音波で、排卵後の卵巣の状態や子宮内膜が十分な厚さにあるかを確認します。 また、採血をしてプロゲステロン(黄体ホルモン)を測定します。 着床を助けるために、HCGの注射を打つこともあります。