先進医療

advanced medical care

先進医療

当院では、タイムラプス、子宮内フローラ検査の2つの先進医療を実施しております。
先進医療は保険診療との併用が認められいますが、先進医療に関しては全額自己負担となります。
先進医療については、長崎県をはじめ各自治体で助成金制度を設けていることがありますので、各自治体でご確認ください。

タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養

当院では体外受精の方、全例タイムラプスインキュベーターでの培養を行ってます。
インキュベーターとは受精卵を育てる培養器のことで、内部は温度や酸素濃度など子宮の中と同じような環境に保たれています。インキュベーター内は患者様1人1人個別の培養スペースで区切られています。カメラが内蔵されており10分間隔で写真を撮影し、その写真を連続して解析するので、従来のものより受精や発育の状態などについて精度の高い情報が得られます。
培養器から取り出さずに観察ができるので、環境の変化による胚へのストレスも少ないです。

詳しくは、胚培養室からこんにちは胚の観察をご覧ください。

子宮内フローラ検査

これまでは、受精卵のベッドである子宮内は無菌だと考えられていましたが、実は腟内と同様に子宮内にも細菌が存在することが発見されました。昨今の研究で、子宮内の環境(子宮内フローラ)が乱れているかどうかが、妊娠、出産に影響があることがわかってきました。

採取した検体からその中に含まれる細菌の DNA を検査会社が分析してラクトバチルス属菌の割合を調べます。 子宮内は乳酸菌の一種である善玉菌のラクトバチルスの割合が多い状態が好ましいとされ、検査結果を元に子宮内環境の改善を目指します。 それによって着床に適した子宮内の環境を作り、妊娠率の上昇が見込まれます。先進医療としての対象は反復着床不全や反復流産をされている方になります。

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