治療方針 treatment policy 岡本ウーマンズクリニックの不妊治療方針 優しく・丁寧に・確実に 優しく 私たちは、できる限り穏やかな方法で妊娠を目指します。一般不妊治療と高度生殖医療、それぞれの理論と実績に基づいた考え方を大切にしています。 丁寧に 当クリニックは、患者様への情報開示を重視し、担当医師が直接、丁寧かつ詳細な説明を行います。ご不明な点はご遠慮なくお尋ねください。高度生殖医療(ART)が必要な場合には、事前に必ずインフォームドコンセントを実施。治療内容、効果、リスク、費用などを十分にご説明し、ご納得いただいた上で治療を進めます。高度補助生殖医療の実施にはインフォームドコンセントが不可欠です。また、EBM(根拠に基づいた医療)を尊重し、最新の医学的知見に基づいた治療を提供いたします。 確実に 私たちは、お越しいただいた全ての受診者様が妊娠されることを目標に、日々治療に取り組んでいます。従来のような、一部の方にしか期待できない試行錯誤的な治療ではなく、適切な治療選択をご提供します。 不妊治療を始める前に 不妊治療は、ただ闇雲に進めるだけではなかなか成果が得られません。妊娠の仕組みをよく理解し、適切なタイミングで専門家のサポートを受けることが大切です。 妊娠の仕組みと年齢の関係 妊娠は、精子と卵子が受精し、受精卵が子宮に着床することで成立します。精子と卵子の質は、年齢とともに低下します。女性の社会進出が進む現代では、妊娠を先延ばしにする傾向があり、結果として不妊に悩む方が増えています。若いうちからの健康管理と、妊娠・出産に関する夫婦間の話し合いが大切です。 専門家のアドバイスと早期検査 不妊治療は、原因によって治療法が異なります。自己判断ではなく、専門医の的確なアドバイスを受けましょう。早期に夫婦で検査を受けることが重要です。不妊予防のためにも、早めの専門医への相談が大切です。 不妊治療の種類とART(高度生殖医療) 不妊治療には、タイミング法、人工授精、体外受精・顕微授精(ART)などがあります。体外受精(ART)は、高度な技術と設備が必要な専門的な治療です。施設によって技術力に差があるため、実績(年間ART生児誕生数)や設備を確認しましょう。 当院の「治療実績」のページへ 体外受精(ART)の費用と助成金 体外受精は、高額な費用がかかる場合があります。助成金制度がありますが、施設によって対象となる基準が異なります。費用や助成金について、事前に確認することが大切です。 詳しくは「不妊治療の費用・助成金」のページへ 岡本ウーマンズクリニックの取り組みと専門医との連携 当院では、不妊予防にも力を入れています。最新のEBM(証拠に基づく医療)に基づいた適切なアドバイスを行います。累積生産率(CLBR)において、高い治療成績を維持しています。不妊治療は、生殖医療専門医、産婦人科医、小児科医の連携が重要です。妊娠から出産、そして出産後の育児まで、継続的なサポートが受けられる体制が望ましいです。 理想の妊活とは 不妊治療は、患者さんの自己決定が尊重されるべきです。不妊は夫婦間で原因が異なり、治療内容も変わってきます。そのため、不妊症の検査は夫婦で早めに受けることが原則です。妊娠の仕組みや不妊の原因について患者さんお一人おひとりが正しく理解し、ご自身とパートナーの状態を正しく認知し、お二人に最適な治療方法を見極めることが、妊活の第一歩です。 不妊と妊娠の基礎知識 不妊症とは 平成27年8月に不妊の定義(日本産科婦人科学会)が変更され、 「健康な夫婦が妊娠を希望して、1年以上経っても妊娠の成立をみない場合不妊症とする」となりました。 従来2年以上であったのが1年に変更されました。 また、定義には付則があり、 「なお、妊娠のための医学的介入(検査や治療)が必要な場合は期間を問わない」とされています。 つまりご夫婦に挙児希望がある場合、医学的介入が必要であれば、 いつでも検査や治療に入ることができます。 妊娠成立の仕組み 毎月排卵する卵は毎回遺伝子が全部違っています。 精子も同様に全て異なります。 卵子は女性の両親から23本ずつの染色体を受け継いでいるので、 組み合わせは23乗で約840万通りにもなります。 精子も同様に約840万通り。 つまり産まれてくる子供の染色体の組み合わせは約64兆通りになるのです。 受精後3日目の胚、5日目の胚(胚盤胞)において、 遺伝的に健常な胚の割合は図の通りです。 つまり生児につながる1個を引き当てるにはチャレンジの期間が必要です。 不妊治療のステップ STEP1 問診票の記入 まずは問診票に今のご自身の状態をご記入いただきます。 問診票は本Webサイトに準備していますので、 事前にご記入して(わかる範囲内で結構です)お持ちいただくと、受付がスムーズです。 問診票ダウンロード STEP2 医師による診察 初診時の医師の診察では、 内診の他に妊娠の仕組みや不妊についての説明、 看護師による初診時のオリエンテーション(検査スケジュール説明など)、 説明DVDの視聴を行います。 STEP3 検査 岡本ウーマンズクリニックでは、不妊治療を開始する前に、 正しい初期検査をご夫婦共に実施します。 患者さんおひとりおひとりが、ご自身の体の状態を正確に認知した上で 最適な治療を選択することが理想であり、ゴールへの近道です。 詳しくは「不妊治療の検査」のページへ STEP4 <ART(高度生殖医療)>体外受精 ARTとは、体外で卵と精子を受精させる、 いわゆる体外受精・胚移植を中心とする不妊治療技術の総称で、 高度生殖医療または生殖補助医療とも呼ばれています。体外受精では、精子と卵子を体外で受精させ、成熟培養後、受精卵(胚)を子宮内へ移植します。 詳しくは「体外受精」のページへ ご予約・お問い合わせ 予約は診療時間内にお電話にてお願いいたします。 メールでのお問い合わせはこちら ※初回はご夫婦での来院、奥様のみでの来院、どちらでも構いません。※お子様連れでのご来院はご遠慮ください。※現在、通院中の方のご相談はお電話にてお願い致します。 クリニック近隣に時間保育可能な施設があります。 詳しくはお子様連れの方へをご覧ください。