(男性)私は不妊治療に対して否定的な考えではなかったものの、どこか自分たちには関係ないものと思っていました。自然に妊娠して子どもが生まれて、家族が増えていく、そんな将来像を思い描いていました。
しかし、なかなか思った通りにはいかず、妻の年齢や人生設計を考えた時に後悔はしたくないと、一度自分たちの身体の検査をしてみようと病院に行きました。
不妊の原因を調べ、自然妊娠は厳しいという話を聞きました。正直ショックでした。これからどうするか、体外受精を勧められましたが、すぐに答えは出ず1年間治療しつつ、自然妊娠を頑張りましたが、ダメでした。
そして体外受精に移行し受精卵を移植する段階までいったおきに妻の子宮にポリープがあり、手術が必要だと言われさらに子宮内膜炎があるから全て治療してからしか胚移植ができないということになりました。
全ての治療が終わり、子宮内が整った状態になったので、次の生理が終わり次第、胚移植の準備に入る予定でした。しかし、手術をした病院では、不妊の原因で子宮内膜炎が考えられることが最近わかってきたという話を聞いたので、もしかしたら今なら自然妊娠するかもしれないと思い次の生理まで挑戦してみたところ、自然妊娠することができました。
結局、受精卵たちは使用せず凍結保存しています。今後、移植する可能性も考えています。
長々書きましたが、病院に行ったことで不妊についてしっかり向き合い、人生においての貴重な経験ができたと思っています。不妊の原因についても、まだまだわかっていないこともあるようなので、後悔しないためには、病院に行ってみることも1つの選択枝であり、難しく考えず、前向きに考えてみたほうがいいと私は思います。