** 培養士コラム **
第5回目は精液検査についてお話します。
精液検査では精子濃度や運動率、形態異常率を算出していますが、これは培養士が実際にカウントした精子数から算出しています。
カウントに使用するのが下の写真のチャンバーと呼ばれる銀色の器具です。
顕微鏡で覗いてみると、マスの中に精子が見えるのでこのマス(下の写真)を基準に精子数を数えて理論値を算出しています。
(今回の写真ではマスの中に精子はいません)
精液量が多くても精子がほとんどいない人もいます。
逆に、精液量が少なくても精子の数が十分に多い人もいます。
精液の色や量など、見た目から精子の数は決して判断できませんので気になる方には検査をおすすめします。
精液検査ではその他にも、運動精子の中でもより活発な運動ができている精子数を調べるスイムアップテスト、
精子の運動や受精を阻害してしまう抗体の有無を調べるイムノビーズ検査を行っています。
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以上、今回は精液検査についてご紹介させていただきました!
次回もまた後日更新しますので是非チェックされて下さい★